notion6 音符の入力(2)音高(ピッチ)

Notion

音高入力の手段

譜面に指定した音価の音符を入力する手段は以下の方法から選ぶことができます。

  • MIDI鍵盤で入力する方法;PCに直接接続されたMIDI鍵盤、もしくはオーディオインターフェースを介したMIDI鍵盤で音高を指定することができます。
  • キーボードのショートカットを使って入力する方法;[環境設定]で「ステップ入力」に「QWERTY」を設定していると、キーボードで音高を指定できます。つまり「C」のキーを押せば「C音」が入力されます。
  • 「仮想鍵盤」を表示させ、鍵盤をクリックして音符を入力できます。
  • 「ドラムパッド」を表示させ、ドラムセットの入力をすることができます。
  • 「フレットボード」を表示させ、弦を(の各フレット)をクリックして音符を入力できます。
  • 「タブ譜」からの入力も可能です。

ダイアトニック音の入力

音符を素早く入力するには、MIDI鍵盤もしくは仮想鍵盤を使うのが効率的です。

単純な音符だけの楽譜であれば、「ステップ入力」もしくは「編集モード」にして、「音価(音符の種類)」を指定し、鍵盤を押す(クリック)するだけです。

ヒント:楽譜の入力は、文章や図表等を作成するのと同じで、データを初めから終わりまで一つずつ入力していく必要はありません。コピーや移調などの手段を駆使して、どうしたら効率的に作成できるかを考えながら作業しましょう。

変化記号のついた音符

楽譜には、シャープ(#)やフラット(♭)、ナチュラルといった変化記号(臨時記号とも呼びます)の入力が必要になることもありますが、鍵盤やフレットボードで音符を入力する限りは自動的に付加されます。ステップ入力で、音高もキーボードで入力する場合の変化記号付加の入力方法はありませんので、編集時に付け加えるしかありません。

演奏指示の入力

楽譜には、すべての楽器に共通の指示(強弱やアーティキュレーションなど)と楽器固有の奏法指示(弱音器をつけるとかピチカート、チョーキングなど)があります。この項では、前者に的を絞って解説します。

リズム関係

連符

「3連符」や「6連符」のような連符を入力するには、

  1. 連符の基本音符(または休符)を指定し、
  2. ショートカット〈 Win : Alt / Mac : option〉+ 「数字」で連符の数を指定し、
  3. 実際に記譜する音符を指定して音を入力します。
連符の数記譜基本音符の種類ショートカットの数字基本音符の数トータル音価
2連符4分音符を指定(Alt/option +)
2
4分音符が3
8分音符を指定28分音符が3
3連符2分音符を指定32分音符が2
4分音符を指定34分音符が2
8分音符を指定38分音符が2
16分音符を指定316分音符が2
4連符4分音符を指定44分音符が3
8分音符を指定48分音符が3
5連符8分音符を指定58分音符が4
8分音符を指定58分音符が3
16分音符を指定516分音符が4
6連符8分音符を指定68分音符が4
16分音符を指定616分音符が4

連符は基本音符だけでなく、休符や拡大/細分した音符も使えます。例えば次のような譜例です。

3連符を構成するさまざまな音符

こうした休符や4分音符、16分音符で記譜したい場合は、連符の指定の後に入力したい音符・休符を選んで入力するだけです。入力後に、一時的に表示がおかしくても、後で修正できます。連符の数字や音符が赤色の場合は何かしらの不都合が生じている可能性もあります。その場合は、その部分を選択ハイライト表示して、右クリックメニューで、[連符 >] – [カスタム連符…]を開いてください。次のようなダイアログボックスが開きます。

カスタム連音符の設定

上のボックスは、8分音符の3連符です。「音符の数」とは実際に表示される数です。ここでは3連符なので「3」が表示されています。そして3連符が占める領域(音価)は8分音符2個分です。もし4分音符の3連符でも、16分音符の3連符でも、表示は同じです。このダイアログボックスの「メニュー」は英語版、日本語版ともに分かりづらい単語を使っています(!)。上表の「連符の数」=「音符の数(Boxの表示)」、「基本音符の数」=「連符(Boxの表示)」です。

もしこのダイアログボックスの数字が実情とあっていれば、一度[OK]をクリックしてみましょう。それで赤文字が黒文字に変わるはずですが、もし訂正されなければ、何らかの入力ミスがある可能性もあります。

連符の入力を終えて、通常の音符入力に戻るときは、連符入力モードを終了させる必要があります。〈 Win : Alt + 0Alt + 1 / Mac : option + 0 または option + 1 〉。それが効かない時は、「Escキー」を押したり、入力パレットの別の場所をクリックしてみましょう。

また、全く別の手順で連符を入力することもできます。それは連符の設定をせずに、とにかく音符を入力して、後から編集する方法です。その手順については、別項をご覧ください。

タイ

同音高の2つの音符をつなぐための記号で、音の長さは2つの音符の音価の総和になります。

ステップ入力中にタイ記号を入力するには、

  1. 音符を入力する
  2. ショートカット〈 Shift + T〉を押す
  3. 次の同音高の音符を入力する
タイ記号で結ばれた2つの音符

*入力パレットで入力できる「タイ記号」はステップ入力には向いていません。

声部関係

notionでの音符入力は、デフォルでは単声に設定されています。実際には一つの譜表で4声部まで増やすことができます。さらには、各声部に別々の楽器を割り当てることもできます。入力の際には、混乱を招かぬよう4声それぞれを別の色で表示させるオプションもあります。声部入力の状態がどうなっているかは、入力パレットを見れば確認できます。

マルチボイスの入力パレット

多声部の音符入力は基本的に、まず声部1を入力し、次に声部2を入力します。そして必要なら声部3と4を加えていきます。

色分けされた4声部まで

音符のカラー表示

音符をカラー表示させるには、メニューバーの[表示] – [声部カラーを表示]にチェックを入れます。

声部カラー表示例

2声部の入力

「声部2」を入力するには、ショートカット〈 Win : Ctrl + 2 / Mac : ⌘ + 2 〉を押すか、入力パレットの「声部2」をクリックします。「声部2」の入力を終え、再び「声部1」の入力に戻るには、ショートカット〈 Win : Ctrl + 1 / Mac : ⌘ +12 〉を押すか、入力パレットの「声部1」をクリックします。

もし「声部1」と「声部2」と取り違えて入力してしまった場合、その部分を選択して、メニューバーの[ツール] – [声部を交換]を選ぶか、右クリックメニューの[ツール >] – [声部を交換]を選びます。

声部3・4の入力

通常の譜表では4声もの声部が必要か?、と思われるかもしれません。けれども、ギター用の楽譜で3声部が記されるのは稀ではありませんし、再生目的だけであれば譜面の節約にもなります。

「声部3」を入力するには、ショートカット〈 Win : Ctrl + 3 / Mac : ⌘ + 3 〉を押すか、入力パレットの「声部3」をクリックします。

「声部4」を入力するには、ショートカット〈 Win : Ctrl + 4 / Mac : ⌘ + 4 〉を押すか、入力パレットの「声部4」をクリックします。

アーティキュレーション

アクセント記号やスタッカートといったアーティキュレーションに関する記号は、ステップ入力時に同時に入力することができます。入力には、鍵盤を押す前にショートカットの数字を入力するだけです。

スタッカート

名称記号ショートカット記号取り消し
スタッカート1111
スタッカティシモ1111
メッゾ・スタッカート1111

「1」を押すごとに入力される記号が変わっていきます。たとえば「1」でスタッカートの音符を入力したとします。次にもう一度「1」を押して音符を入力すると、そこには「スタッカティシモ」が付加されます。次の音でスタッカート無しにしたい場合、「1」を2回押せば空の状態に戻ります。この手順は以下の項目でも同様です。

スタッカート・ショートカットの循環

テヌート

名称記号ショートカット記号取り消し
テヌート一度、別の音価を選択

アクセント

名称記号ショートカット記号取り消し
アクセント55555
レガート・アクセント55555
スタッカート・アクセント55555
スタッカティシモ・アクセント55555

Strong Accent (Marcato)

名称記号ショートカット記号取り消し
strong accent66666
Legato Strong Accent66666
Staccato Strong Accent66666
Staccasimo Strong Accent66666

サークル記号

名称記号ショートカット記号取り消し
ハーモニクスo (アルファベット)ooo
カット・サークルoooo
バルトーク・ピチカートoooo

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