notion6 新規楽譜の作成

Notion

notion6で新しい楽譜を作成する流れを解説します。

楽譜の準備

最初に、新しい楽譜のパートを設定します。設定方法は、

  1. テンプレートを用いて、そこに必要なパートを加えたり、不要なパートを削除して準備を整えます。
  2. 「新規」メニュー、または「スコアセットアップ」ボタンをクリックして、必要なパートを選択して準備をします。
  3. 各種設定を行います。

デフォルトの初期設定

  • 用紙サイズ;USレター(幅:22cm、長さ:24.8cm)
  • 1ページに空の五線譜
  • 4分の4拍子
  • ハ長調/イ短調(C Major / A Minor key)
  • テンポ;♩=90
  • テキスト入力エリア(ダブルクリックすると入力できますし、不要な部分は消去できます)
    • タイトル
    • 作曲者
    • 日付
    • 著作権名(ページ下部)

音部記号の設定

デフォルトで表示される音部記号を変更する必要があれば、以下の操作で書き直します。

  1. 入力パレットの右から3番目のペインにポインタを重ねます。
  2. 上段のパレットの「音部記号とオクターブ移調」から必要な記号をクリックします。
  3. ミュージックカーソルが「音部記号」に変わります。
  4. 五線に重ねると、編集マーカーが現れます。ここでは、第1小節の1拍目に合わせます。
  5. 複数の五線が重なっている場合は、マーカーの中のミュージックカーソルを目的の五線に合わせてクリックします。
  6. これで音部記号が変更されました。
  7. カーソルを消すには[Esc]キーを押します。

音部記号の変更

音部記号は曲の途中でいつでも変更することができます。編集モードで、

  • ショートカット〈 C 〉を入力(押すたびに変化)
  • または入力パレットから選択して、ミュージックカーソルを変化させ、

音部記号を変更したい位置に置き、確定させます。

音部記号の変更

調号の設定

新規の楽譜では、調号のない「ハ長調/イ短調」に設定されています。調号を加えるには、以下の手順を行います。

  1. ショートカット〈 Shift + K 〉を使うか、ミュージックパレットの「譜表設置記号」の「調号」をクリックします。
  2. 調号ダイアログボックスが現れます。
  3. 「主音」をドロップダウンリストで変更します。
  4. 「モード」では通常の「メジャー(長調)」「マイナー(短調)」のほか、各種教会旋法(チャーチモード)も選択できます。
    1. メジャー(長調)
    2. マイナー(短調)
    3. イオニアン (Ionian)
    4. ドリアン (Dorian)
    5. フリジアン (Phrygian)
    6. リディアン (Lydian)
    7. ミクソリディアン (Mixolydian)
    8. エオリアン (Aeolian)
    9. ロクリアン (Locrian)
  5. 基本的には「すべての譜表に入力」のにチェックが入ったままにして[OK]をクリックするか、「エンターキー」を押します。
  6. ミュージックカーソルが「調号」にかわりますので、第1小節の1拍目に合わせます。
  7. 全パートの調合が設定されました。
  8. カーソルを消すには[Esc]キーを押します。
調号の設定

オプションについて

  • 「すべての譜表に入力」のチェックを外すと、特定のパートのみに調号を表示させることができます。
  • さらに「コンサートキー」のチェックも外すと、移調楽器用の調号ではなく、実音表示の調号が表示されます。

移調楽器について

楽器には「移調楽器」という種類の楽器があります。記譜された音を出した場合に、通常の楽器とは異なる音高を鳴らす楽器のことです。例えば「B♭クラリネット」は基音が「B♭」に設定されていますので、譜面に記された「C音」を演奏すると、実際には「B♭」の音が鳴ります。つまり「長2度」低い音が鳴るということです。したがって実音の「C」を鳴らしたければ「長2度高く」記譜しなければなりません。このルールを楽譜全体に適用すると、ハ長調(C)の曲は「長2度上」の調、つまりニ長調(D)で記譜することになります。イングリッシュホルンも移調楽器で基音が「F」(つまり完全5度下)なので、ハ長調の楽譜を記譜する際には「完全5度上」のト長調(G)にします。

また、記譜された音を鳴らすと、実音が1オクターブ上や下の楽器もあります。代表的なものに、ピッコロやコントラバスが挙げられます。これも移調楽器に含められます。

notion6では、移調楽器の記譜法に関して3通りの方法が選べます。

  • 移調楽器用の調号で表示するには、メニューバーの[表示]で[移調]にチェックを入れます(クリックします)。デフォルトでは、この項目にチェックが入っています。
  • 譜面入力の混乱を避けるため、C調楽器と同じ調号にすることもできます(実音表示)。メニューバーの[表示]で[コンサートチューニング]にチェックを入れます。たとえこれを選択したとしても、パート表示及び印刷は移調用の調号で表示されます。
  • オクターブ移調楽器の譜面も実音で表示したい場合は、メニューバーの[表示]で[コンサートピッチ]にチェックを入れます。

調号の変更

調号は、曲の途中でいつでも変更することができます。上述の方法で「調号ダイアログボックス」を開き、必要な調号をミュージックカーソルに変化させ、必要な場所に設置します。

調号の変更

複数の調号の使用

基本的には複数のパートの調号はすべて同じに設定されます。しかし特殊な楽曲スタイルでは、異なる調合を併存させるケースもあります。この特殊な記譜をするには、

  1. 「調号ダイアログボックス」を開きます。
  2. 「すべての譜表に入力」のチェックを外します。
  3. 主調と異なる調号を表示させたい譜表にカーソルを重ねます。
  4. もし複数の不評に必要であれば、同じ手順を繰り返します。

拍子の設定

デフォルトでは拍子は「4分の4拍子」に設定されています。もし別の拍子にするのであれば、

  1. ショートカット〈 Shift + M 〉を使うか、ミュージックパレットの「譜表設置記号」の「調号」をクリックします。
  2. 拍子記号ダイアログボックスが現れます。
  3. 上と下に数字を入力します。例えば「3/4拍子」ならば「上」に「3」、「下」に「4」を入力します。
  4. 「連桁パターン」はオプションです。例えば「4/4拍子」では8分音符が4個ずつ連桁で連結されます。これをパターンで表現すると「2+2」になります。拍節は4拍ですから、「2+2」は「2拍グループ+2拍グループ」ということです。これを例えば「1+1+1+1」に設定すると、8分音符や16分音符は1拍単位で連結されることになります。
  5. 「コモンタイムまたはカットタイムで表示」にチェックを入れると、4/4拍子はで、2/2拍子はで表示されます。
  6. [OK]ボタンをクリックするか、「エンターキー」を押します。
  7. 拍子記号になったミュージックカーソルを第1小節1拍目に位置させて、クリックするか「エンターキー」を押して確定させます。
  8. カーソルを消すには[Esc]キーを押します。
連桁の設定
連桁パターンの例

もし拍子記号を非表示にしたければ、拍子記号をクリックしてオレンジ色に変化させ、[Delete]キーを押します。この拍子記号のない楽譜では、小節線の存在を気にせずに、音符や休符を追加していけます。思いついたアイデアを書き留めておくには有効な方法です。

入力済みの拍子記号の訂正

すでに設定した拍子記号を素早く変更することができます。拍子記号をダブルクリックすると、簡易ボックスが開きます。そこへ新しい拍子を入力します。拍子は「◯/◯」で入力します。たとえば4分の2拍子ならば「2/4」となります。

拍子の変更

拍子は、曲の途中のどこでも変更できます。

  1. ショートカット〈 Shift + M 〉を入力するか、入力パレットの「拍子記号」をクリックします。
  2. 「拍子記号ダイアログボックス」が開きます。
  3. 必要な拍子の数字を入力します。「上」の数字は「足し算」も可能です(たとえば、「5+3/8」)。
  4. 必要なら、連桁指定をします。
  5. [OK]ボタンをクリックすると、ミュージックカーソルが拍子記号になります。
  6. カーソルを必要な小節の頭に置いて、クリックするか、「エンターキー」を押します。

テンポの設定

テンポはメトロノーム記号で指定します。伝統的な速度標語(たとえば”Allegro”)を表記したとしても、再生には反映されません。

  1. デフォルトで表示されている「♩=90」をダブルクリックします。
  2. 入力ボックスが現れますので、下表の略語にしたがって式を入力します。
  3. ボックスの外側をクリックするか、「エンターキー」を押して確定させます。
w=90whole note(全音符)の頭文字
h=90half note(2分音符)の頭文字
q=90quarter note(4分音符)の頭文字
e=90eighth note(8分音符)の頭文字
qd=90dot(付点)の追加

もし速度標語も一緒に表示したければ、式の前に文字を入力します。

Allegro q=126 と入力すれば、と表示されます。もしメトロノーム指示を隠したければ、Allegro [q=126]のように[]で括ります。すると表示はだけになります。

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