楽譜には音符と記号、そして言葉が書かれています。
それをどう読み、意味をとらえるかが楽譜を読むことなのです。
音符
楽譜の中で、いちばん大事なのが音符です。これは、その一つひとつが音の高さと長さ、音を出すタイミングを表しています。
楽譜は左から右へと、時間とともに進みます。右端までいったら一つ下の段に移って、また左端からスタートします。ただし、スコア(総譜)で複数のパート(担当声域や楽器)が書かれている場合は、すぐ下の段ではなく、次の自分のパートの段に移ります。
音符はタテにいくつでも重ねられます。こうすると、たくさんの音を同時に鳴らすことになります。
横にズレて書かれていれば、時間とともに順に鳴らされます。
この時間の進み具合を決めているのが、拍子とテンポです。
テンポと拍子は、頭の拍子記号によって示されていますが、もちろん実際には,それぞれの音符によって拍が刻まれます。
記号
しかし、音符一つひとつで伝えられる情報はそれだけです。
そこで、音楽表現に必要な情報や指示が、記号や言葉によって示されるのです。
記号には、歌唱やそれぞれの楽器特有の奏法に関するものと、すべてに共通のものに分かれます。
用語・言葉
しかし、記号では伝わらない微妙なニュアンスなどは、言葉が使われます。
かつて、音楽芸術の中心地はイタリアでした。それで、古典派あたりまではイタリア語による指示がほとんどでしたが、その後、作曲家たちは自国語で指示を書くようになりました。
言葉は、時代・地域によってその意味が微妙に変化します。また、イタリア語の音楽指示にしても、もともとは日常語から転用されたものが多く、その本来の意味を知らないと、単に日本語に訳された言葉を覚えても役には立ちません。
楽譜はむずかしくない
楽譜は、あなたが思うほど複雑でもむずかしいものでもありません。
演劇の台本には言葉が書かれているだけで、抑揚もニュアンスも示されてはいません。
グレゴリオ聖歌のネウマ譜は専門家でさえ解読困難な記号で埋めつくされています。
それに比べれば、私たちが使っている5線の楽譜はなんと親切なことでしょう。
もちろん、楽譜では伝えきれないこともたくさんあります。
それでもやはり、楽譜はとても強力なツールなのです。
ご自分には縁のない世界だとあきらめず、このサイトで楽譜に慣れ親しんでください。
まずは、「楽譜の姿」で、疑問に思う場所をクリックしてみるのもよいでしょう。
または、「音符の意味」の意味から読み始めるのもいいかもしれません。
そして、お勧めなのが、「楽譜の学び方」です。フリーソフトを使って、音符の入力を体験しながら、同時に音を確認するという効果的な学習方法を掲載しています。ぜひ、トライしてみてください。
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